Yuta

ノンフィクション

取材の基本が詰まった本「西南シルクロードは密林に消える」

「誰も行かないところへ行き、誰もやらないことをし、誰も書かない本を書く」。本書はこのポリシーに持つノンフィクション作家・高野秀行氏の代表作と言えるのではないだろうか。シルクロードと言えば、誰しも世界史の授業で耳にしたことがあると思う。だが、...
小説

人と獣を分かつものとは

「熱源」で直木賞を受賞した川越宗一氏のデビュー作「天地に燦たり」。第25回松本清張賞を受賞した小説だ。 舞台は織豊末期から江戸初期の朝鮮半島、琉球、日本。儒学を柱に、主人公の実在の武将・樺山久高と、オリジナルの真市と明鐘によって物語が紡がれ...
ビジネス

今考えていることの究極の言語化

この本は、お笑いコンビ「春とヒコーキ」のぐんぴぃと、DeNAで人材開発に携わった坂井風太氏のポッドキャストを書籍化したもの。 一言で感想を述べると、自分が今まで思っていたことを見事に言語化した本と言える。書評家の三宅香帆氏も帯で「私の悩み、...
専門書

農水、農林族議員、農協の三角関係

本のタイトル通り、農水省・農林族議員・農協の持ちつ持たれつな関係を描きつつ、TPPをはじめとする貿易協定、そして農協改革へと切り込んでいく内容だ。 筆者の考えでは、前出3者には集票や行政介入、天下りなどの相互依存となる「鉄の三角形モデル」が...
小説

バターが食べたくなる小説「BUTTER」

柚木麻子の小説「BUTTER」。名前の通りバターが物語の鍵となっている。 カロリーや脂質が何かと避けられる現代社会。その中にあって、この作品はバターの魅力を余すところなく表現している。 「バター醤油ご飯を作りなさい」。連続不審死事件の被告人...